使い方ガイド ④

④ 仮説を検証する

「夜の方が心拍のばらつきが大きいはず」のような予想(仮説)を、検定する前に登録(Pre-register)してから実行します。これにより、結果を見てから予想を都合よく書き換える、という不正ができない仕組みになっています。

なぜ「先に」登録するの?

研究では、結果を見てから予想を後付けすると、たまたまの差を「予想通り!」と言えてしまいます(p-hacking)。これを防ぐため、このツールでは予想を先に宣言してから検定します。

🚫 やりがちな悪い流れ

  • とりあえず色々検定する
  • たまたま差が出たものを見つける
  • 「最初からそう予想してた」と書く

✅ このツールの流れ

  • 予想を先に登録(凍結)する
  • その予想だけを検定する
  • 後から予想を変えても、登録済みの結果は守られる

登録する(Pre-register)

検定セルの右上の [仮説を登録] を押すと、このダイアログが開きます。計算式や対象データは自動で凍結され、あなたは予想の文章だけ書きます。

仮説の登録(Pre-register)

▼ 自動で凍結される(編集できない)

計算式(ハッシュ)ab12cd…
対象データbdl_01J… / design: 対応あり, α=0.05

▼ あなたが書く

予想(文章)RMSSD は 夜 > 昼 である
予想の向き大きい(greater)

登録すると、書き換えできない 登録ID が発行されます。続けて [実行] を押すと検定が走ります。

実行 → 結果(Evidence)が並ぶ

実行すると、時間帯ごとの結果が追記専用の表(Evidence)に1行ずつ記録され、最後に全体の結果が出ます。

区間グループRMSSD拍数OK?
rest-124.1312
rest-222.8298
rest-341.2274
全体の結果
効果量0.62
p 値0.018

ここが安心ポイント

🔒 後出しで結論を作れない

登録後に検定セルを書き換えると、それは「新しい版」になるだけ。最初の登録IDに紐づく結果は、元の版でしか記録されません。あとからこっそり変えて結論を作る、ができません。

🔁 何度実行しても同じ結果

同じ登録を2回実行しても、まったく同じ結果が返ります(決定的)。「実行するたびに微妙に値が変わる」ことがないので、再現性が保証されます。

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