① データを切り出す(Studio)
Studio は、巨大なデータベースから「見たい心電図の区間だけ」を取り出して、お弁当箱(Bundle)にまとめる画面です。重いデータベースに触れるのはここだけ。取り出したあとの分析は Workspace で行います。
このページで分かること
心電図データの「取り出し方」には、かんたんな方法と、こだわる方法の2つがあります。まずは Quick Export(かんたん)を覚えれば十分です。
🟢 Quick Export(かんたん)
「誰の・いつの・どの信号」の3つを選ぶだけ。初めての人・急いでいる人はこちら。専門用語に触れずに取り出せます。
おすすめ🔵 Advanced(こだわる)
5つのステップで、ノイズ除去の方法・複数区間のラベル付けなど細かく指定できます。配布用の大きなデータを作る時に。
上級者向けQuick Export:3つ選ぶだけ
ログイン直後の画面がこれです。上から順に選んで、最後に [エクスポート] を押します。
🙋 あなたがやること(3つ)
- ① 被験者を検索して選ぶ
- ② 時間帯を波形上でドラッグ(複数OK)
- ③ 信号はECGとACCが最初からON
⚙️ システムが自動でやること
- 取り出す量・時間・コストを事前見積り
- 予算や上限を超えそうなら押す前に警告
- 裏で抽出 → R波検出 → 箱詰めまで一気に
⚠️ 上限に当たったとき: 区間を選びすぎる(例: 12個より多い)と、[エクスポート] ボタンが押せなくなり、上に黄色い帯で理由が出ます。エラーは「押した後」ではなく「押す前」に分かる設計です。区間を減らすか、2回に分けてください。
取り出している間(進捗バー)
[エクスポート] を押すと、ジョブ(処理)の画面に移ります。裏でこんな作業が順に進み、バーで見えます。待つだけでOKです。
データ抽出 ✓ → ノイズ除去 ✓ → R波(拍)検出 ✓ → 心拍ばらつき(HRV) ✓ → 概観波形 ✓ → 箱詰め ✓ → 登録 ✓
✅ 完成: bdl_01J... (12.4 MB)
完了すると Bundle ID と、[Workspace で開く] / [IDをコピー] ボタンが出ます。分析に進むには [Workspace で開く] を押します。
Advanced:こだわって取り出す(5ステップ)
細かく指定したいときは Advanced を使います。やることは Quick とほぼ同じですが、5つの画面に分かれていて、各段階で調整できます。
💡 ステップ2の「いつ?」では、時間 × 信号の地図が色帯で表示されます。「夜間は電極が外れている」「この時間は体動が多い」などが一目で分かるので、きれいに取れている区間を選べます。
「Bundle(お弁当箱)」には何が入る?
取り出した結果には、波形データだけでなく、後で困らないための情報が一緒に詰められます。中身はあとから変わりません(不変)。
📈 波形データ
選んだ区間の心電図と付帯信号(体動など)。
❤️ 拍の情報
R波(拍)の位置、心拍のばらつき(HRV)など、計算済みの基本値。
🔍 概観波形
全体をすばやく表示するための、間引いた波形。Viewerで使われます。
🧾 由来の記録
「どのデータから・どんな設定で作ったか」の記録。再現に使われます。
✅ 改ざん検知
中身が1バイトでも変わると分かる照合用のハッシュ。
🙈 個人情報なし
生のメールアドレスや個人IDは含まれません。
つまずきやすいポイント
| こんな心配・困りごと | 大丈夫です |
|---|---|
| 「生IDを入れてと言われそう」 | 入れません。匿名IDでの検索だけで選べます。個人情報は画面に出ません。 |
| 「予算オーバーで止められた」 | ボタンを押す前に見積りが出ます。押した後に失敗することはありません。多すぎる時は区間を減らしてください。 |
| 「同じものを何度も作ってしまう」 | 同じ条件なら、新しく作らず前と同じ箱(Bundle ID)が返ります。重複もムダな課金も起きません。 |
| 「途中で閉じてしまった」 | 選んだ内容は URL に保存されます。同じURLを開けば続きから再開できます。 |